2年生が「ぼくんち」を借りる
うちの2年生はよく図書館で本を借りてきます。いい本もあれば変な本もあって。
寝床でよく読んでいます。
彼女は「サザエさん」「わたしんち」けらえいこ著、を借りたあと、まんがの「ぼくんち」西原理恵子著 を借りてきました。
これが、2年生が読むにはとんでもない本で、びっくり。
「大人の本だから、返しておいで」といったら、納得して、「そんな話は嫌いだから返す。」と言って返しにいってくれました。
それもそのはず、ビッグスピリッツとかに連載されていたらしいのです。25万部も売れて、映画化もされたらしいですわ。
あらすじは、育児放棄の母親にそだてられた、3人の子が、がんばって貧乏しながら生きていく話なんですが。
普通のビンボー物語とはちょいとちがっていて、夢が全然ありませんわ。
(まあ、ビンボーとはこんなもんか、ですが)
ある日、母が姉を連れてくる。母は出ていったり帰ってきたり。
母は家の権利書をもちだしてしまう。
姉は風俗で働く
兄弟は、チンピラや、ホームレスと仲良くなる。
兄弟の兄は、ガソリン泥棒で生業を立てる。
チンピラは口は優しいけどすぐに殴るけるをする。
チンピラ姉は、ホテトル嬢だが、いかついのでみんな逃げだす、とか。
マンガの絵はユーモラスで面白いけど、何一ついいことがなくて物悲しい話です。
美化された貧乏はうそくさいと言っているような感じですね。
絵の中できれいなのはここの姉ちゃんだけ。
素直に母の帰りを待ちながら、風俗で働く姿は、けなげでかわいそうです。
マンガは読んでいてものすごく嫌な感じになり、悲しくなりました。
共感はできませんわ。ちっとも。
ここの主役の兄弟の担任なら、生活保護を受けさせたり、学校に何とか通わせますけどねえ。
教育を受けさせて、犯罪、ホームレスから遠ざけたいですわ。
私の考えの方が夢っぽくてでうそくさい?
でも売れて映画化までされたんだもん、すごいですねえ。
やくざ映画が人気なのとおなじかなあ。
ところで映画では、姉ちゃんが観月ありさ、母が鳳蘭、チンピラは真木蔵人、などという、スタイリッシュな配役です。
せっかくのリアリティのあるマンガの絵が台無しですわ。
マンガのイメージでは、優しくおっとりした丸顔の姉。 この人だけやや美人。
太めで目の細い品のない母。
デブの大男の丸坊主のチンピラ、
主役の兄弟は可愛くない、で、絵はユーモラスです。
美人・イケめんは原作が台無しのようなきがするなあ。
でも、あまりにもリアリティを追求する映画だったら誰も見ないかなあ。

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